こんにちは、またはこんばんは！旅好きの皆さん、そしてエンターテイメントを追求する皆さん。私自身、旅行先でちょっとした非日常を体験するのが大好きで、特に夜の街の華やかさには目がないんですよね。
そんな私が今回スポットを当てるのは、「韓国のカジノ」です。
韓国といえば、K-Pop、グルメ、そして美容大国としてのイメージが強いですが、実はアジア有数のゲーミングデスティネーションとしても知られています。しかし、韓国のカジノには一つ、非常にユニークで重要な特徴があります。それは、**「外国人には開かれているが、自国民にはほぼ閉ざされている」**という二重の規制構造です。
「え、合法と聞いたけど、どういうこと？」と疑問に思った方も多いはず。
この記事では、私が実際に現地を訪れた経験や、関連法規を調べた知識をもとに、韓国カジノの「合法性」の裏側、そして私たちが安心して楽しむためのポイントを徹底解説していきます。
独自の法規制：韓国でカジノが合法である背景
まず、大前提として、韓国は刑法上、ギャンブルを厳しく制限しています。原則として、韓国国民が国外でギャンブルを行うことすらも、一部の例外を除いて違法となる場合があります。
では、なぜ国内に多数の豪華なカジノ施設が存在し、運営されているのでしょうか？その答えは**「経済的な目的」**にあると言えます。
韓国のカジノは、純粋な娯楽としてではなく、**「観光振興と外貨獲得のための手段」**として、特別な法律に基づいて許可されています。
カジノ合法化の主な理由（リスト）
観光客の誘致: 特に中国、日本、東南アジアからの高額消費者を呼び込むための強力なコンテンツ。
外貨獲得: 観光収入を増やし、国内に外貨を導入する手段。
地域経済の活性化: リゾートやホテルと一体化させることで、雇用創出と周辺地域のインフラ整備を促進。
これらの目的を達成するため、韓国政府は「観光振興法」に基づき、特定の企業に対してカジノ事業の運営を許可しています。
【重要】外国人専用と内国人入場可能カジノの違い
ここが韓国のカジノ事情を理解する上で、最も重要なポイントです。韓国にあるカジノのほとんど（全17箇所中16箇所）は、**「外国人専用カジノ」**として営業することが義務付けられています。
つまり、私たち日本人やその他の外国人観光客はパスポートを提示すれば比較的容易に入場できますが、韓国のパスポートを持つ自国民は入場ができないのです。
入場規制の二面性（テーブル）
区分 対象となる客層 所在地 目的 入場時の必要書類
外国人専用カジノ 外国籍保持者のみ ソウル、仁川、釜山、済州など多数 観光振興、外貨獲得 パスポート
内国人入場可能カジノ 外国籍および韓国籍保持者 江原ランド（Gangwon Land） 閉鎖地域再生、地域経済支援 パスポートまたは身分証明書
唯一の例外：江原ランド (Kangwon Land)
韓国で唯一、韓国国民の入場が認められているのが、江原道にある「江原ランド（カンウォンランド）」です。
ここは、かつて石炭産業で栄えながらも衰退した炭鉱地域の経済を再生させる目的で設立されました。観光振興とは異なる、地域復興という特殊な目的を持っているため、国内での唯一の例外として認められています。しかし、その立地はソウルから車で3時間以上離れた山間部であり、気軽に行ける場所ではありません。
主要な外国人専用カジノスポット
ソウル、釜山、済州島など、主要な観光地には必ずと言っていいほど、豪華な外国人専用カジノが併設されています。私が特に印象的だったスポットをご紹介します。
1. パラダイスシティ (Paradise City, 仁川)
仁川国際空港からアクセス抜群の統合型リゾート（IR）施設です。カジノだけでなく、高級ホテル、ショッピングモール、アートギャラリー、クラブなどが集約されており、一日中楽しめます。施設全体が非常にモダンで洗練されており、非日常感を味わうには最適です。
2. セブンラックカジノ (Seven Luck Casino)
韓国観光公社の子会社であるグランドコリアレジャー(GKL)が運営するカジノチェーンです。ソウル中心部（江南、ミレニアムソウルヒルトンなど）や釜山にあり、旅行日程に組み込みやすいのが魅力です。
3. ロッテ観光開発 (済州島)
特に済州島は、リゾート地としての魅力とカジノが組み合わさっており、中国や日本の富裕層からの人気が高いエリアです。最新の大型IRも多く、海を眺めながらバカンスを楽しめるのが特徴です。
経済効果と社会問題：韓国の葛藤
カジノ事業は、韓国経済に多大な貢献をしていますが、一方で自国民のギャンブル依存症を防ぐための厳格な措置が求められています。政府が外国人観光客に限定するのは、この「経済的利益」と「社会的コストの抑制」という二律背反を解決するためです。
この点について、私は韓国の観光政策専門家が語っていた言葉が非常に印象的でした。
Quote:
「カジノは確かに外貨獲得の柱であり、統合型リゾート開発は国の観光競争力を高める。しかし、その利益を享受するためには、国民の健全な生活を守るという政府の義務を常に最優先しなければならない。外国人専用カジノというシステムは、その複雑なバランスを図るための、韓国独自の解決策なのだ。」 (— 観光政策関連のシンポジウムより、筆者要約)
この言葉からもわかるように、韓国のカジノは単なる娯楽施設ではなく、国家的な政策の産物なのです。
私たちが楽しむための実践的な注意点（リスト）
日本人観光客として韓国のカジノを楽しむために、知っておきたい実用的なルールやマナーを確認しておきましょう。
年齢制限は厳守: 韓国のカジノは、ほとんどの場所で満19歳以上（一部、ホテル付属施設では20歳以上）と定められています。入場の際は必ずパスポートが必要です。
服装（ドレスコード）: 厳格なドレスコードを設定している施設は少ないですが、ビーチサンダルや極端にカジュアルな服装は避けた方が無難です。スマートカジュアルであれば問題ありません。
携帯電話の利用: プレイエリア内での写真撮影や通話は、セキュリティ上の理由から厳しく禁止されています。
喫煙ルール: 多くのカジノで禁煙エリアが拡大していますが、専用の喫煙ルームが設けられています。不明な点はスタッフに確認しましょう。
両替: 日本円からの両替は非常にスムーズです。ウォン（W）に両替してプレイするのが一般的です。
まとめ：賢く楽しむ韓国カジノの旅
韓国のカジノは、「観光振興法」という名の特別な枠組みの中で合法的に運営されており、その大半は外国人観光客のために存在しています。この事実は、私たち日本人にとって安心して楽しめる環境が整っていることを意味します。
豪華な非日常感を味わえる韓国のカジノは、旅行のハイライトとなること間違いなしです。ただし、遊びすぎず、予算を決めて賢く楽しむことが、素敵な思い出を作るための鉄則ですよ！
ぜひ、次の韓国旅行の計画に、華やかなカジノ体験を組み込んでみてくださいね。
韓国カジノに関するFAQ（よくある質問）
Q1: 韓国でカジノで遊んで、日本に帰国後、日本の法律で罰せられることはありますか？
A: 韓国国内にある正規の外国人専用カジノで遊ぶ分には、日本の法律で罰せられることは基本的にはありません。日本の刑法で処罰の対象となるのは、日本国内での賭博行為や、海外であっても「常習的に」賭博を行った場合などに限定されるためです。観光で楽しむ範囲であれば問題ありません。
Q2: 入場時に必ずパスポートが必要ですか？コピーではダメですか？
A: はい、必ず現物のパスポートが必要です。外国人専用カジノでは、パスポートを確認することで外国籍であることを証明し、入場資格があるかをチェックします。コピーや運転免許証では入場できません。
Q3: ドレスコードは厳しいですか？スーツが必要ですか？
A: 基本的にスーツは必要ありません。ほとんどのカジノは「スマートカジュアル」で十分です。Tシャツ、ジーパン、スニーカーは問題ありませんが、露出の多い服装やだらしない服装は避けるべきです。
Q4: チップ（Gratuity）の習慣はありますか？
A: 韓国には欧米のような強制的なチップの習慣はありません。ディーラーがチップを受け取ることはありますが、強制ではありません。勝った場合に感謝の気持ちとして少額を渡すプレイヤーもいますが、あくまで任意です。
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