こんにちは、〇〇(あなたの名前)です!韓国旅行というと、ソウルや釜山のショッピング、済州島の美しい自然などを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回私がご紹介したいのは、ちょっとディープな韓国の魅力——**江原道(カンウォンド)の「カジノ」**です。
江原道といえば、平昌オリンピックや雄大な雪景色で有名ですが、実はこの地に、韓国で唯一、韓国人(地元客)の立ち入りが許可されている特別なカジノが存在します。それが、旌善(チョンソン)郡にある**「カンウォンランド(Kangwon Land)」、そしてその統合型リゾートである「ハイワンリゾート(High1 Resort)」**です。
私がこの地を訪れたのは、単なるギャンブル目的ではなく、「韓国のIR(統合型リゾート)文化」と「地域経済再生の歴史」に触れてみたかったからです。この記事では、私の体験談を交えながら、このユニークなカジノの魅力と、知っておくべき基本情報をご紹介します。
1. カンウォンランドの特別な地位:なぜ韓国人も入れるのか?
韓国には多くのカジノがありますが、ソウルや釜山、済州島のカジノは基本的に「外国人専用」です。そんな中、カンウォンランドが例外となっているのには、深い社会的背景があります。
カンウォンランドが位置する旌善郡は、かつて石炭産業で栄えた地域でした。しかし、1980年代後半から石炭産業の衰退が始まり、地域経済は深刻な打撃を受けました。この地域を再興させるため、政府主導で進められたのが、カジノを核とした観光産業の振興策です。
1998年にオープンしたカンウォンランドは、「廃鉱地域の経済活性化」という明確な使命を持って設立されました。そのため、設立時に特別法が制定され、韓国内の成人であれば誰でも入場できる、国内唯一のオープンカジノとしての地位を得たのです。
この背景を知ると、単なる娯楽施設としてではなく、地域住民の生活を支えるランドマークとして、カジノが機能していることが理解できます。
【私の心に残った言葉】
「地元住民の経済活性化のために生まれたという設立理念は、単なるギャンブル施設以上の価値をこの地にもたらしています。リゾート全体が、過去の苦難を乗り越えて未来を築く希望の象徴だと感じました。」
2. カジノ体験:入場手続きと雰囲気
カンウォンランドのカジノフロアは、他の外国人専用カジノとは一線を画す、独特の緊張感と熱気に包まれています。
厳しい入場管理
韓国人が入場できるぶん、ギャンブル依存症対策として、入場管理は非常に厳格です。
入場券の購入: 外国人はパスポート提示でそのまま入場券(無料)を購入できますが、韓国人は入場料を支払い、厳しく身分証明をされます。
入場制限: 韓国人には月間の入場回数制限(現在は最大15回)が設けられています。
服装規定: 特段ドレスコードは厳しくありませんが、サンダルや短パンなど、あまりにもラフすぎる服装は避けるのが無難です。
ゲーミングフロアの様子
フロアは広く、テーブルゲーム(ブラックジャック、バカラ、ルーレットなど)やスロットマシンが豊富に揃っています。
ゲーミングフロア基本情報 詳細
場所 カンウォンランド ホテル内
営業時間 24時間営業 (※現在は新型コロナウイルスの影響で短縮営業の場合あり)
入場資格 19歳以上(パスポートまたは身分証明書必須)
ゲームの種類 テーブルゲーム約130台、スロットマシン約1,200台
ミニマムベット テーブルゲームはウォン建て。最低額は他のアジア主要カジノより高めに設定されている傾向があります。
私が特に印象的だったのは、地元客の真剣さです。観光客が楽しむというよりは、生活の一部として捉えているような、独特の張り詰めた雰囲気がありました。初めて訪れる方は、この熱気に圧倒されるかもしれません。
3. カジノだけじゃない!ハイワンリゾートの魅力
カンウォンランドの真価は、カジノ単体ではなく、その周辺に広がる**「ハイワンリゾート」**としての多様性にあります。江原道の美しい山々に囲まれたこのリゾートは、四季を通じて楽しめる一大エンターテイメント施設なのです。
私が感じたのは、「ここは、カジノが主役のリゾートというよりも、リゾートが主役のIRなのだ」ということでした。カジノに興味がなくても、家族連れやカップルが十分楽しめる環境が整っています。
【ハイワンリゾートの主要施設】
ハイワン スキーリゾート (High1 Ski Resort)
韓国屈指の広さと雪質を誇り、初心者から上級者まで楽しめるコースが充実。冬季は特に賑わいます。
ゴルフ場
標高が高く、夏でも涼しい環境で楽しめるチャンピオンシップコース。
ハイワン ウォーターワールド (High1 Water World)
広大な敷地を持つ屋内・屋外ウォーターパーク。家族連れに大人気です。
ホテル&コンドミニアム
カンウォンランドホテル、ハイワンホテル、バレーコンドミニアムなど、ラグジュアリーからカジュアルまで様々な宿泊施設が揃っています。
食事とショッピング
多数のレストラン、フードコート、免税店(外国人専用)も併設されています。
カジノで遊んだ次の日は、雄大な自然の中でハイキングやゴルフを楽しむ、そんな贅沢な過ごし方ができるのが、ハイワンリゾート最大の魅力です。
4. 江原道へのアクセスガイド(ソウルから)
カンウォンランドは江原道の山間部に位置するため、ソウル市内からアクセスするには少し時間がかかります。時間をかけてでも行く価値のある場所ですが、交通手段は事前にしっかり計画しておきましょう。
ソウルからの主要アクセス方法 所要時間(目安) 料金(目安) 特徴
高速バス (東ソウル/セントラル) 約3時間〜4時間 20,000〜30,000ウォン 最も一般的で安価。古汗(ゴハン)や旌善行きのバスを利用。
KORAIL (鉄道) 約3時間30分〜4時間 30,000ウォン前後 清涼里(チョンニャンニ)駅から出発。景色を楽しめるが、乗り換えが必要な場合がある。
シャトルバス 約3時間30分 無料/有料 (リゾート契約による) リゾート直行のシャトルバスが運行している場合があるため、宿泊時に確認推奨。
車 (レンタカー) 約2時間30分〜3時間 高速道路料金 最も早く到着できるが、山道が多く雪の季節は難易度が高い。
5. FAQ:カンウォンランドに関するよくある質問
Q1: 外国人は入場料がかかりますか?
外国人のお客様は入場無料です。パスポートを提示すれば、特別な手続きなく入場できます。
Q2: リゾート内のホテルは予約が難しいですか?
週末や冬季のスキーシーズン、夏季のウォーターワールドの期間は非常に混み合います。特に、カジノが近く利便性の高いカンウォンランドホテルやハイワンホテルの予約は早めに行うことを強くお勧めします。
Q3: ドレスコードはありますか?
厳格なドレスコードはありませんが、Tシャツやジーンズなど、清潔感のあるカジュアルな服装で問題ありません。ただし、帽子の着用や顔全体の覆い隠し(マスクを除く)は禁止されています。
Q4: 周辺に観光スポットはありますか?
旌善は自然が豊かな地域です。旌善レールバイクや、伝統的な市場である「旌善5日市(5日に一度開かれる市場)」など、地元文化に触れることができるスポットがあります。リゾートの滞在だけでなく、地域全体を楽しむことをお勧めします。
まとめ
韓国・江原道のカンウォンランドは、単なるギャンブルの場ではなく、地域経済再生の歴史を背負った、非常にユニークな統合型リゾートです。美しい山々に囲まれ、カジノ、スキー、ゴルフ、ウォーターパークといった多様なエンターテイメントが詰まっています。
もしあなたが、通常のソウル旅行では味わえない、奥深い韓国の魅力と、壮大な自然の中で羽を伸ばす体験を求めているなら、江原道ハイワンリゾートへの旅は最高の選択肢となるでしょう。私もまた、この場所を再訪し、四季折々の姿を楽しみたいと思っています。
ぜひ、次の韓国旅行の計画に、江原道のカジノリゾートを加えてみてくださいね!