ギタリストならば一度は憧れるエピフォン・カジノ。その独特のフルアコースティックに近い構造、パワフルなP-90ピックアップ、そして何よりもそのアイコン的なルックスは、数々のレジェンドたちに愛されてきました。
そのカジノのルックスを形成する上で欠かせない、しかし意外と語られることの少ない重要なパーツがあります。それが、他でもない「ピックガード」です。単なるボディ保護パーツとして片付けられない、カジノのピックガードが持つ歴史と魅力に迫ってみましょう。
カジノ・ピックガードとは?その特徴
エピフォン・カジノのピックガードは、そのギターの個性的な「顔」を形作る上で非常に大きな役割を担っています。
独特の形状: 一般的なギブソン系ギターとは異なり、アッパーバウトからサウンドホールを避けてブリッジ手前まで伸びる、流線的でエレガントな形状が特徴です。カジノのフルアコースティックボディの美しさを際立たせるデザインと言えるでしょう。
素材と層: 多くの場合、クリーム色や白の3プライ(3層)構造が採用されています。この層構造が、側面から見た時に美しいラインを描き、高級感を演出します。ヴィンテージモデルではセルロイド製が多く、経年による収縮や変色もまた魅力となります。
「E」ロゴの存在: 何よりもエピフォンの証である、象眼細工のような浮き彫り、またはプリントされた「E」ロゴがピックガードの中央付近に配されています。このロゴこそが、このギターがエピフォンであることの誇りを静かに主張しています。
歴史が宿るパーツ:ビートルズとピックガード
カジノのピックガードの魅力を語る上で、ビートルズ、特にジョン・レノンに触れないわけにはいきません。
ジョン・レノンが愛用したナチュラルフィニッシュのカジノは、そのピックガードが外された状態で知られることが多いでしょう。しかし、彼の初期のカジノ、そしてジョージ・ハリスンやポール・マッカートニーが所有していたカジノには、もちろん特徴的なピックガードが付いていました。
このピックガードは、彼らが世界を熱狂させた数々の名演やレコーディングで、その姿とともに歴史を彩ってきたのです。その存在は、ギター本体の音色だけでなく、ステージ上の彼らの姿、つまり「視覚的なアイデンティティ」の一部として機能していました。
保護だけじゃない:カジノの「顔」としての役割
ピックガードの本来の役割は、ピックがボディに当たるのを防ぎ、塗装を保護することです。しかし、カジノのピックガードは、ただ単にボディを保護するだけのパーツではありません。
それは、カジノというギターの個性を決定づける「顔」としての役割を果たしています。このピックガードがあることで、カジノはよりクラシカルで整然とした印象を与えます。一方で、ジョン・レノンのように取り外すことで、より剥き出しで無骨な印象を与えることもできます。
同じギターでありながら、ピックガードの有無や素材、色一つでそのギターが持つ雰囲気が大きく変わる。まさにカジノのピックガードは、そのギターの「表情」を司る重要な要素なのです。
まとめ:小さなパーツに宿る大きな魅力
エピフォン・カジノのピックガードは、単なる付属品としてではなく、そのギターの歴史、サウンド、そして何よりも「魂」を象徴する重要な要素です。
初めてカジノを手にする方も、長年愛用している方も、改めてご自身のカジノのピックガードに目を向けてみてください。そこには、エピフォンが培ってきた伝統と、数々のギタリストたちが見てきた夢の物語が詰まっているはずです。
あなたのカジノのピックガードは、どんな物語を語っているでしょうか?