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  • 江原ランドカジノは、韓国国内において非常に特別な存在です。華やかなソウルや釜山の街中にある外国人専用カジノとは一線を画し、韓国人自身も入場が許されている「国内唯一」の合法カジノとして知られています。

    この記事では、江原ランド(カンウォンランド)がどのような場所にあるのか、カジノの特徴、そしてリゾートとしての魅力について、徹底的にご紹介します。

    【韓国唯一】江原ランド(カンウォンランド)カジノ徹底ガイド:アクセスから遊ぶポイントまで
    1. 江原ランド(カンウォンランド)とは?

    江原ランド(Gangwon Land)は、韓国の江原道旌善郡(チョンソングン)という山あいの地域に位置する巨大な統合型リゾート(IR)施設です。

    かつて炭鉱産業で栄えたこの地域は、産業の衰退により一時的に活気を失いましたが、地方復興を目的として1998年にリゾート開発が始まりました。その中核をなすのが「カジノ」であり、国内で唯一、韓国人の入場が許可された施設として誕生しました。

    なぜ韓国人客が入れるのか?

    韓国には外国人観光客誘致・外貨獲得を目的としたカジノが16軒以上ありますが、自国民のギャンブル依存症対策のため、韓国人は原則として入場禁止です。その例外が江原ランドです。

    地方経済の活性化という特別な目的により、厳しい入場制限(後述)を設けつつも、韓国人が合法的にカジノを楽しむことができる唯一の場所となっています。

    項目 詳細
    施設名 江原ランド(Gangwon Land)
    所在地 江原道 旌善郡
    特徴 韓国国内で唯一、韓国人の入場が許可されているカジノ
    主要施設 カジノ、ホテル群、ハイワン(High1)スキー場、ゴルフ場、ウォーターワールド
    2. 江原ランドカジノの魅力と特徴

    江原ランドのカジノは、その規模と雰囲気において、ソウルの外国人専用カジノとは全く異なります。

    圧倒的な規模と熱気

    外国人専用カジノが比較的落ち着いた雰囲気であるのに対し、江原ランドには全国から集まった韓国人プレイヤーたちの熱気が溢れています。

    総敷地面積は広く、スロットマシン、ビデオゲーム、テーブルゲーム(ブラックジャック、バカラ、ルーレットなど)が豊富に揃っており、アジア有数の大規模カジノと言えます。特に週末やホリデーシーズンは非常に混み合います。

    外国人プレイヤーのメリット

    韓国はカジノ入場時にパスポート提示が必須です。

    外国人(非居住者): パスポートを提示すれば無料で入場できます。
    韓国人(居住者): ID提示に加え、入場料(通常9,000ウォン程度)が必要です。また、月間の入場日数制限(現在は月15日など)が設けられています。

    日本人観光客の場合、パスポートさえあれば、他の外国人専用カジノと同じようにスムーズに入場できます。

    注意点:入場に並ぶ可能性

    平日の昼間であれば比較的スムーズですが、韓国人客が多く集まる金曜夜や週末、連休などは、入場ゲートで長蛇の列ができることがあります。これは、韓国人が入場制限を受けているため、入場待ちの整理券が発行されることが多いためです。外国人であっても、混雑時はこの雰囲気に巻き込まれる可能性があります。

    3. カジノだけじゃない!リゾート施設としての魅力

    江原ランドは単なるカジノ施設ではなく、「ハイワンリゾート(High1 Resort)」という巨大な複合リゾートの中にあります。山深い場所に位置するからこそ、その周辺アクティビティが充実しています。

    ① ハイワン(High1)スキー場

    冬の江原ランドの最大の魅力は、隣接するハイワンリゾートのスキー場です。韓国有数の規模を誇り、質の高いパウダースノーと初心者から上級者まで楽しめる多様なコースが人気です。カジノとスキーを両方楽しむために訪れる人も少なくありません。

    ② ゴルフと自然

    春から秋にかけては、雄大な自然の中でゴルフを楽しむことができます。また、リゾート内には美しい庭園や散策路が整備されており、新鮮な山の空気を満喫しながらリラックスできます。

    ③ 宿泊施設

    カジノ施設に直結したホテル(カンウォンランドホテル)をはじめ、ハイワンリゾートには複数の高級ホテルやコンドミニアムがあり、数日間の滞在に対応しています。

    4. 江原ランドへのアクセス方法

    江原ランドの最大のネックは、そのアクセスの不便さにあります。ソウルなどの大都市からはかなり遠く、移動に時間がかかります。

    所在地: 江原道 旌善郡 古汗邑

    1. 高速バスを利用する

    ソウルや主要都市(東ソウル総合ターミナルなど)から、江原ランドがある「古汗(コハン)」行きの高速バスが出ています。

    所要時間: ソウルから約3〜4時間。
    メリット: 最も安価な移動手段です。
    2. KTXとタクシーを利用する

    現在、最も効率的な移動方法は、KTX(高速鉄道)とローカル交通機関を組み合わせる方法です。

    KTXで移動: ソウル(清涼里駅など)から江陵方面のKTXに乗り、「鎮富(ジンブ)駅」または「珍富(チンブ)駅」で下車します。
    タクシーで移動: 鎮富駅から江原ランドまでは、タクシーで約40~50分かかります。
    3. 外国人専用シャトルバス(要確認)

    時期によっては、ソウル市内の主要ホテルから江原ランドまで運行される外国人専用の無料または格安シャトルバスサービスが提供されることがあります。事前に江原ランドの公式サイトや旅行代理店で確認することをおすすめします。

    5. まとめ

    江原ランドは、韓国の地方復興という歴史的な背景を持つ、非常にユニークなリゾートカジノです。

    **「韓国人で唯一プレイできる場所」**という特別なステータスが、他のカジノにはない熱気と活気を生み出しています。アクセスは容易ではありませんが、カジノ以外にもスキーやゴルフ、雄大な自然といったリゾートの魅力が満載です。

    韓国旅行において、単なる観光地のカジノではなく、ディープな韓国のギャンブル文化とそのリゾート体験を感じたい方は、ぜひ江原ランドを訪れてみてください。